「てゆーか、その傷何?」



梨衣沙が、女の付けた痕に気付いてしまった。


「い…いや、これは…」


「……女?」


う…っ



「女なの?」



 俺は梨衣沙の迫力に負けた。



「あ、あぁ…。」



俺の目線は足元になる。