背中見ながらおもった。



仁、こんなに背伸びた?



前までは同じくらいじゃなかった?




一緒に居なかった空白の時間で何があったの?





前あったときより、すらっとして、以前よりかっこよくなった仁。





なんか置いてきぼりにされた気分。






「何にしますかー?」



「椎、何食べたい?」




「・・・カルボナーラ」




「俺、ミートソースね」




注文をもう一回 ゆ っ く り と読み上げる、店員さん。




そんなに仁の顔が見ていたいか。




さっき、ここに来る前に、誰がここに注文聞きに行くか、じゃんけんしてたの知ってるよ?