「お前、この事件の担当か?」

「まぁねー」

「じゃあ、俺が犯人って言えないな」

「!!お、お前・・・」


碓氷は、驚いた顔で虎を見た。正直、虎が犯人ということを信じられなかった。


「まぁ、俺の目的は絵ではなく、お前の女なんやけどな・・・」

「!?」

「俺は、お前らが刑事になったことを知って、犯行をするようになった」


虎は過去に数回犯行をしていた。その犯行は、金で雇っていたやつがやっており、その人たちは逮捕された。虎の名前は言わないという条件で、金で雇っていた。


「そのうち、奪うつもりでおるからな」


そう言い残して、虎はその場を後にした。