「今日から、刑事課で働かせてもらう、兵藤葵です!よろしくお願いします!」


なんと、新入りは葵だったのだ。美咲と碓氷は驚いた。


「所長の命令で、副部長は、兵藤君にしばらくはいろいろと教えてやってくれ」

「はい、わかりました!」


朝礼後、美咲は葵の元に行った。


「葵ちゃん!どうして刑事に・・・?」

「別にいいでしょ?それより、副部長ってあんたなんだね。部長は誰なの?」

「俺だけど?」

「「神出鬼没するな!!」」


美咲と葵は、突然現れた碓氷にびっくりした。


「さっきから、いたけど?」

「こいつ、本当・・・何者なの?」

「え?俺は、俺だけど?」

「まぁ、いいや。というか、あんたが部長なのー!?」

「そうだけど?」

「見えないかもしれないけど、こいつ、成績がいいからね・・・」

「そんな風に見えないけど!!」

「葵くん、ひどいこと言うね・・・」


碓氷は、不機嫌そうに言った。美咲は、それを察した。


「あ!私、ちょっと用事があるからー!!」


美咲は、慌てて、その場から去った。


「美咲ちゃん、逃げたね・・・それより、刑事になった理由って・・・鮎沢を守るためでしょ?」

「そうだけど!!悪い!!」

「いや、悪くはないんだけど・・・でも遅いんだよね・・・」

「遅いって・・・?」

「俺と鮎沢は付き合っているからv」

「そ、そんなことわかっていたよ!そのうちに奪ってやるよ!!」


葵はその場から去った。すると、美咲が部屋に戻ってきた。


「葵ちゃん、・・・勢いよく部屋を出て行ったけど・・・何かあったのか?」

「別に・・・何もないよーそれより、昨日の事件の現場、見に行こ?」

「ああ、そうだな!」


2人は、昨日の事件現場に向かった。