あたしの話を机に頬杖つきながら黙って聞いてる沙羅。
ふと何かを考えるように、窓に視線を移したかと思うと、あたしの顔をジッと見つめた。
「まぁいいと思うんだよね…2人が仲良くするのってさ。寧ろ、あたしはこのまま2人が付き合っちゃえばいいのにって思ってるしさ」
「なっ!付き合っちゃえばって、またぁ~そんなことを」
ないってと笑い飛ばすあたしとは真逆に、沙羅の瞳は真剣で
「もう、アイツのこと…忘れなよ」
諭すような口調で一言ハッキリと言った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…