「本当に!?」
「うん」
そう言っただけなのに
「ヤリィーーー♪」
嬉しさを顔全体に表して喜んでる高津くん。
なんか、可愛い。
ガッツポーズまでやってるよ。
「マジでありがとう!」
「そんなに喜ばなくても。まだ付き合うって決めたわけじゃないんだよ」
「いや、いいって!友達になってくれるだけでメッチャ嬉しいから!
あのさっ!ケータイのメアドとか交換しよう!」
交換かぁ…。
それぐらい、いいよね?友達…なんだから。
「うん。いいよ」
鞄からケータイを取り出して赤外線通信で交換した。
交換したのがよっぽど嬉しかったのか
「ヤッホーィ!!」と飛び上がって喜ぶ高津くん。
あたし…こんな風に誰かに想われるの初めてだ…。
喜びまくってる高津くんを見て、こんなのも、いいかなって思ったんだ…。