「そー言うと思ったからさ。
勝手にやるしかないじゃん??ね?」


ね?ッて……。

可愛く首かしげても嫌なもんは嫌なんじゃ!!



「のんが可愛くて可愛くて……。
我慢できなかった。」


『凌ちゃんサンなんて嫌いだ。
羞恥プレイだ。
もう帰る。』


「はい、PINKコーナーに移動してくださーい。」



やだやだやだ!
置いて帰ってやる!!


「逃げないでくださーい。」


左手でガッツリ腰を抱えられ、逃げるにも逃げられない。



「そんなにちゅープリ嫌??
のんは後ろ向きだから顔写ってないよ??
それとも、ちゅーが嫌?」


『…形に残るのが嫌なんじゃん。
恥ずかし死ぬ。』



「じゃあ、ちゅーは嫌いじゃないんだ。」


勝ち誇った顔の凌ちゃんサン。

……やられた。


「なら、帰ってからのお楽しみね。」



憎たらしい顔するな。