美穂先輩のいじめは日に日にひどくなっていった
私は耐えられなかった
『なんで私が』
ボソッと言った
私は準備室の片隅で1人で声を殺して泣いていた
『もう駄目だ』
といった瞬間誰かの声
『だれかいるの??』
茜先輩の声だ
『桜??』
茜先輩が近づいてくる
『こないで』
『えっ』
『来たら切るよ』
私は近くにあったカッターを手に取り手首にあてた
『私なんていなきゃいいんだから』
『ちょっとまって美穂呼んでくるから』
そういって美穂先輩を呼びに行った
私は手首にあてたカッターを強くあてて
スッと横にひいた
赤い血が床におちた
遠くで誰かが呼んででいる