『桜ちょっといい?』
茜先輩は保健室から私を呼び出した
私はコクンとうなずいて茜先輩について行った
準備室に入ると美穂先輩がいた
『美穂言うことは?』
『ない』
『美穂!あやまらなきゃだめでしょう??』
茜先輩は美穂先輩をにらんだ
『本当ごめん。もうなにもしないから。許して。』
えっ??
『茜先輩があやまれって言ったからあやまったんだったら・・・。嫌です。許しません。』
茜先輩は私の頭をぽんぽんとたたくと口をあけた
『ねぇ桜。うらぎられても信じてあげよう?そしたら恨みを恨みでかえす仕方とちがうから。見えてくるものが違うから。』
私はコクンとうなずいた