バァンッ!!

ドアが開く大きな音がしてびっくりしてそちらの方を見ると。

息を切らしてる中村先輩とあちゃ~って顔してる岸谷先輩がいた。

「な、なにやってんだよ!!拓未!!」

中村先輩は碓井先輩を指差してワナワナしてる。

「碓井先輩!服はなしてください!!」

私は恥ずかしくなって急いで立ち上がる。

「何って・・・治療?」

そう言いながら私の顔を覗き込む。

「治療?」

岸谷先輩は首をかしげてから包帯まみれの私の方をみて・・・いつもの優しい顔の岸谷先輩の顔がスッと怖くなる。

「何があったん?」

優しく聞こえるけどその声の中には確実怒りが隠されてる。

「それが、こいつおふっ「な、なんでもないです!!」

碓井先輩の話そうとする口を急いで塞いで、首をブンブン振る。

今の岸谷先輩に言ったら確実マズイ!!

なにか恐ろしい事が起きる!!