碓井先輩はそう言いながらシップを取り出す。

「冷たいぞ。」

そう言って湿布を貼る。シップの上にテープを貼ってはがれないようにしてくれる。

「ほら、後ろ向け。」

「・・・はい。」

なすがままの私は後ろ向かされて服をめくられる。

「・・・こっちはそんなに痣になってないな。」

そう言って後ろでごそごそしてる音がする。

「うひゃぁっ!」

「・・・うるせぇよ。」

碓井先輩は耳を押さえながら眉間にしわを寄せる。

「ちょっ、なにしてんですかぁ!?」

「塗り薬ぬってんだよ。たいした痣じゃないから。」

そう言ってぬりぬりしてる碓井先輩。

「やぁっ、くすぐった・・・」

「我慢しろ。」