「あ・・・そこまでしなくても・・・」

「一応、だ。」

私はその言葉を聞いて、

「やっぱり心配症ですね。」

そう言いながらクスクス笑う。

「心配させてんのは誰だよ。」

私はその言葉にまたキュンッとする。

「よしっ、」

「あ、ありがとうございます。」

私の足にはいくつか包帯が巻かれててなんだか他から見ると凄い痛々しい感じになってる。

「腹と背中見せろ。」

・・・

「・・・いやですよ?」

私はそう言いながらお腹を両手で抱えてガードの体勢に入る。

「ひどい事になってたらどうすんだよ。」

「大丈夫です。ほんとに。」

「無理やりでもいいんだぞ。」

「・・・」