「っと・・・大丈夫か?」

碓井先輩も一緒に座り込んでまた優しい声が聞こえる。

「えっと・・・いつからここに?」

軽く放心状態の私は先輩に質問をすると、

「お前に水かけたところらへんから。」

「えっと・・・じゃあ、私がぶち切れたところも・・・」

「見てた。」

そう言いながらクスクス笑う。

「見なかったことには・・・」

「できない・・・っていうかしたくない。」

そう言って碓井先輩は首に回してた手をはなす。

「・・・悪い。」

私の肩にふわっと何かかけられる。

それはさっきまで着てた碓井先輩の服で、

「なんで謝るんですか?」

そう言いながら振り返ると黒いTシャツを着た碓井先輩が空を見てる。

「なんでって・・・俺らのせいでお前がこんなんに・・・」

「え?あぁ、そうでしたね。」