そんなことを思ってると・・・

「えっとぉ・・・中村先輩~飴ですよ~」



「あげますから泣かないでくださ~い。」

かさかさ袋の音がする・・・。

ふんっ!誰がそんな幼児みたいな罠にひっかかるかぁ!!俺でもプライドってもんがーーー・・・

「わかった・・・」

・・・俺はどうやら幼児らしい・・・

でも、泣きやんではやるけどまだ怒ってるモードは全開にする。

「えっと・・・怒ってますよね?」

真奈ちゃんは少しおどおどした声色で俺に話しかける。

「怒ってる。」

俺はわざとそっぽを向く。

少し間が空いて・・・

「えっとぉ~・・・中村先輩・・・どうしたら許してもらえるのかは・・・・」

!!

そうきたか。

・・・そうだっ

「俺の事下の名前で呼んでくれるんならゆるす・・・」