拓未がそう素っ気なく言うと、真奈ちゃんは顔を青くしながら、

「ごっ、ごめんなさぁい!!・・・ってゆうか言ってくださいよ!!」

俺はそのやり取りが面白くてけらけら笑ってると、真奈ちゃんは涙目であわあわしてるから少し可哀想になって、

「きにしなくていいよ~。そいつどこに行ってもなにも食わないから。」

そうフォローしてからその話題を変えようとして、

「まっ、今の問題は麗だね。」

俺は麗を指差すと真奈ちゃんもそちらの方を向いて、

「だっ・・・大丈夫なんですか・・・?」

真奈ちゃんは恐る恐る麗をじっと見つめてる。

「今は、麗充電中だねぇ。」

俺は空気を和ませようと麗の頭をガシガシ掻いてると、

ガシッ!!

!!?

「うぉ!?」

麗が俺の手首をがっしり掴む。

!!

「ぅあててててててて!!」

麗の握力が全力で俺の手を掴む。

いたいいたい!!

「き・・・岸谷先輩・・・大丈夫ですか・・・?」