その顔でチラッと私の方を見つめる。

「っ!」

私と目がばっちりあった瞬間中村先輩の顔がだんだん赤く・・・

「えぇ!?大丈夫ですか!?」

これはやばいんじゃないんだろうか・・・

「だっ、大丈夫!」

中村先輩はガタンッと立ち上がって、

「かっ、帰ろう!」

急にそんな事を言いだす。

「って言うか俺は帰る!」

そう言って中村先輩は千円札を3枚置いてとっとと帰ってしまった。

「どうしたんですかね・・・?」

嵐のように去って行った中村先輩の行動がわからず首をかしげる。

「「はぁぁ~・・・」」

碓井先輩と岸谷先輩のため息が重なった。