私は笑いをこらえながら謝ろうとするがこらえきれずに机に伏せて爆笑する。

「うわぁ~!!ひどぉい!!ってゆうかもとはお前のせいじゃんっ!」

バシバシ殴られている碓井先輩はいたずらに笑いながら、

「え?俺は何一つ間違ったことは言ってないぜ?」

そう言いながら碓井先輩は、なぁ?と岸谷先輩にたずねる。

岸谷先輩はクックックッと笑いながら、コクコク頷く。

「お前ら俺の事をそんな風に思ってたの!?」

さすがに少しかわいそうになった私は中村先輩に、

「あのですね・・・バスケの時の先輩のジャンプ力が凄かったから・・・えっと・・・」

そんな苦しい言い訳をする私を見ながら中村先輩は潤んでいた目をさらに潤ませて、

「やっぱり猿みたいっておもったんだぁぁ!!」

中村先輩は机に倒れこんでうえぇぇんってゆってる。

「あぁ・・・えっと」

フォローの言葉が思いつかない私は中村先輩に話しかけられずにおろおろしていると、

「飴、あげてみ」

碓井先輩がコソッと耳打ちしてくる。

「えっとぉ・・・中村先輩~飴ですよ~」

そう言うと中村先輩の肩が少し揺れる。