私はそれを受け取ってメロンソーダフロートを注文した。

しばらくしてそれぞれが頼んだものがやってきた。

中村先輩はケーキを4つ頼んでた。

その細い体のどこにどこに入るのだろう・・・

そんな事をおもいながらアイスの部分を食べていると、

「いただきっ!」

中村先輩は私のスプーンにのってたアイスをパクッと横取りした。

「あぁ~!」

「んん~おいしぃ~♪」

そんな中村先輩を見た碓井先輩は顔をひきつらせながら、

「お前、食い意地はりすぎだろ・・・」

すっごい呆れてる。

「先輩ずるいっ!」

私は子供みたいな事を言いながらバタバタしてると、

「あはは、ごめんごめん!好きなの食べていいから!」

そう言いながらケーキの乗ったお皿を差し出す中村先輩。

「い、いいんですか・・・?」

「うんっ、いいよ~」

中村先輩はニッコリ笑いながら選んだ選んだ!って言ってる。

4つのお皿にはショートケーキ、チョコレートケーキ、モンブラン、リンゴのタルト。

「・・・じゃあ・・・苺ので・・・」

「いいよ~!」