「いやいや『へぇ??』じゃなくて、真奈ちゃんは行かないの?」

そう言って首をかしげる中村先輩。

「ぅえっ!?私もですか!??」

「そうだよ~!行こうよ!!」

先輩は目を輝かせながら私を見つめる。

「えっと・・・」

こんな楽しそうな中村先輩を裏切るわけには・・・

でも~・・・この三人が一緒だと・・・

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・・・で、結局今、みんなでお店を探しているところ。

うぅ・・・視線が痛い・・・。

と言っても見られてるのはこの三人なんだけど・・・

でも、とうの三人はそんな視線なんか気にせずお店探し。

「あそこでよくねぇ?」

「え~?俺おいしいもん食いたい。」

「どこでもええからはよ休まして・・・」

・・・統一性がないなぁ・・・

「真奈ちゃんはどこがいい?」

後ろから声をかけられて私は首だけ振り返ると、ニッコリ笑顔の中村先輩が、ん?って首をかしげてる。

実はさっきからちょっと気になってたとこがあるんだよね・・・。

「えっと、あそことかが可愛いかなって・・・」

私が指差す方にみんな視線を向ける。

そこにあるのは可愛いカフェ。

店の前にある看板からすると多分そこはケーキ屋さん。

「おぉ~、いいんじゃない?俺も今甘いもん食いたかったしぃ~♪」

そう言いながらもう歩き出した中村先輩。