「ほんと大丈夫ですか？何か飲み物持ってきましょうか？」

そう聞くと先輩は優しく笑いながら、

「ありがとう、でも大丈夫や。」

そう言いながら岸谷先輩は自分のバックをごそごそあさりながら取り出したのは、スポーツドリンク。

「あっ！それ、今すっごい人気の奴じゃないですか！」

そのスポーツドリンクは今人気でどこに行っても売り切れの品。

めったにお目にかかれないものに私は目を輝かせながら見つめていると、

「欲しい？」

そう言ってスポーツドリンクを差し出してくる岸谷先輩。

「いいんですか！？」

私はプルプルしながら感激していると、

「ええよ～はい」

「ありがとうございます！！」

私はスポーツドリンクを受け取るとさっそく一口。

「おいしぃ～！！」

私は、そのおいしさに目をつむって感動する。

「あっはっは、大げさやな～」

そう言いながら私を見ている岸谷先輩は嬉しそう。

「ありがとうございました！」

私は一口飲んだスポーツドリンクを岸谷先輩に返す。

「もうええの？」

「はいっありがとうございましたぁ」