「え・・・えっと・・・」

私は言葉に詰まっていると。

「そうだ!拓未!先生がさぁ、お前がいない!!って怒ってるんだよ!早く帰ってこい!」

癖っ毛の人はポンッと思いだしたしぐさを見せた。

「めんどくせぇ・・・」

男の人は頭をガシガシ掻きながら保健室を出て行こうとする。

「あ、あのっ・・・」

思わずひきとめてしまった。

男の人はゆっくりとこちらを振り返りながら、

「碓井拓未だ。」

・・・・・?

え?何?え、いきなり自己紹介?・・なんで?

「今日の放課後体育館に来い。」

バタンッ

瞬間、扉が閉められた。外からは男の人たちが走っていく音がする。

「・・・・・どうしよぅ・・・・・」

・・・・殺される!