そんなに顔に出てるかな~・・・

私は顔を両手ではさみながらム~っと考えていると、それに気付いたのか中村先輩は私の頭を撫でながら、

「大丈夫だよ、可愛いから。」

そうにっこり笑いながら・・・ん!??

い、いまっ・・・か、かかか・・・可愛いって!!?

私は自分の顔がどんどん熱くなってくるのを感じる。

「ほら、それ、」

先輩は私を指差しながら優しく笑う。

「っっ!?」

私は恥ずかしくて顔を両手で挟んだままうつ向く。

「そうゆうのも可愛い。」

中村先輩はなんの恥ずかしさも知らないかのように蒸気が出てんじゃないのって思うくらいの私の頭を撫でる。

「かっ・・・かわいくなんかっ!」

私はバッと体操座りして自分の顔を見られないように隠す。

「あんまり、他の男にそんなとこ見せちゃだめだよ。」

も、もうやめてぇ~!!

中村先輩のいつもより甘い声を聞いてもうわけがわからず半泣き状態の私。