「・・・なにも、そこまでしねぇでも・・・」

碓井先輩はそこまで言うとハァァ~と大きな溜息をつく。

「いや、なんかしないと暇なんです。」

「ほっんと、できた子ねぇ!」

奥様はご機嫌でそう言う。

そうとう、進藤君を気にいったみたいだね・・・

・・・って!

私も何かしないといけないんじゃないの!?

そう思って立ち上がろうとしたら、

「やめろ。」

って碓井先輩に怒られた。

「だって、だって!」

私はそう言ってそわそわしてると、

「西野サンはちゃんと朝ご飯食べないと。」

岸谷先輩がそう言って朝ごはんを指差して

「ご飯残す方が迷惑だし、失礼だと思わない?」

首をかしげる。

確かに・・・

岸谷先輩の言ってることは正しい。

「だから、真奈ちゃんの仕事は朝ごはんを食べることだよ~♪」

中村先輩はご飯粒を口の横につけながらニコッと笑う。

「はいっ!」

私もニコッと笑い返してご飯を食べた。

数分後にはご飯を食べ終わってて、

「ごちそうさまでした!」

そう言ってキッチンに食器を返しに行くと、