53点と45点・・・
ひどいなぁ~・・・
「まずは苦手教科から始めようか。」
岸谷先輩はそう言いながら英語の問題用紙を手に取る。
「とりあえず~・・・文法からかな。」
そう言って岸谷先輩は自分のカバンからノートを取り出す。
「あったあった。ほら、ここ。」
そう言って岸谷先輩の指差すのはノートの赤ペンで書かれているところ。
「これはね、ここの問題みたいに動詞の後に人が来て~・・・」
それからしばらく岸谷先輩の説明が続いた。
・・・眠い・・・
もう、とにかく眠い。
少し目を瞑りかけた時、
「西野サン?大丈夫?」
岸谷先輩が私の顔を覗き込むような気配がして私はパチッと目を開く。
「はいっ!」
そう言ってまた、問題に目を向けるけど岸谷先輩は私が眠いのをわかってるみたいで、
「ちょっと、休む?」
首をかしげながらそう言う岸谷先輩。
「いえ、大丈夫です・・・」
私は目を擦って頬をパンッと叩く。
「風呂、入ってこい。」
突然後ろからかけられた碓井先輩の声に振り返る。
「え?」
「風呂入ってこいってさ。」
中村先輩がそう言いながらドアの方を指差す。
・・・そりゃ、お風呂には入りたいですよ?
でも、さすがに人の家のお風呂に入るとかは・・・
ひどいなぁ~・・・
「まずは苦手教科から始めようか。」
岸谷先輩はそう言いながら英語の問題用紙を手に取る。
「とりあえず~・・・文法からかな。」
そう言って岸谷先輩は自分のカバンからノートを取り出す。
「あったあった。ほら、ここ。」
そう言って岸谷先輩の指差すのはノートの赤ペンで書かれているところ。
「これはね、ここの問題みたいに動詞の後に人が来て~・・・」
それからしばらく岸谷先輩の説明が続いた。
・・・眠い・・・
もう、とにかく眠い。
少し目を瞑りかけた時、
「西野サン?大丈夫?」
岸谷先輩が私の顔を覗き込むような気配がして私はパチッと目を開く。
「はいっ!」
そう言ってまた、問題に目を向けるけど岸谷先輩は私が眠いのをわかってるみたいで、
「ちょっと、休む?」
首をかしげながらそう言う岸谷先輩。
「いえ、大丈夫です・・・」
私は目を擦って頬をパンッと叩く。
「風呂、入ってこい。」
突然後ろからかけられた碓井先輩の声に振り返る。
「え?」
「風呂入ってこいってさ。」
中村先輩がそう言いながらドアの方を指差す。
・・・そりゃ、お風呂には入りたいですよ?
でも、さすがに人の家のお風呂に入るとかは・・・