「・・・体操服?」

隣でずっと聞いていた碓井君は首をかしげる。

「うんっ、私明日からバスケ部のマネージャーする事になっちゃって・・・」

そういうと進藤君は、

「ふ~ん・・・」

と言いながら楽しそうに何か企んでいるように笑った。

「どうしたの?」

そんな、進藤君を見て不思議に思った私は、首をかしげながら進藤君を覗き込む。

「ん、なんでもねぇ・・・」

そう言いながら進藤君はいつもの無愛想顔からは想像できないくらいの力強いそれで楽しそうな顔をして笑った。

その顔に不覚にも少し・・・どきっとしてしまったんだ・・・。