「これでいいですか?」

進藤君はチョークを先生に渡してる。

「あぁ、正解だ。」

うえぇ!?

進藤君は何事もなかったかのように帰って来てる。

周りからは女子たちの黄色い声と男子の感激の声が上がる。

えっ、話聞いてなかったのに!

帰ってきた進藤君をポカ~ンと見上げていると口パクで『馬鹿』って言われた。

なぁっ!!

思わず椅子から立ち上がりそうになったけどグッとこらえて舌を出してべ~ってやっいると鼻で笑われた。

私は授業中怒りでプルプル震えながら頑張って耐えた・・・

HRが終わると私はすぐに立ち上がる。

遅れると先輩たちになんかいろいろと文句言われそうだしね・・・

「おい、」

進藤君に声をかけられても私はわざとプイッと顔をそむけると、

「おい、」

進藤君はそれでも声をかけてくる。

「・・・なに?」

折れた私はムッとしたままの顔をしたまま振り返ると進藤君は私に携帯をつきだしてきた。

「?」

そこに書かれてあったのは、