そう書いてあって、進藤君の表情はとってもめんどくさそう・・・

「・・・ドントマインド。」

進藤君の肩をポンポン叩きながら慰めると、進藤君は大きな溜息を吐きだす。

「じゃあ、西野!この問題解いてみろ。」

「えっ!?はっ!?」

突然先生に当てられた私はガタっと立ち上がったのはいいけど・・・

「ほら、」

そう言って先生にチョークを渡されて・・・

しばらく黒板の前でフリーズしていると、

「お前に当てた俺が馬鹿だったな・・・」

って言われた・・・

「もういいぞ、座って。」

「はい・・・」

私はクスクス笑われるから急いで席に戻る。

「じゃあ、代わりに~・・・進藤。」

「・・・ちっ」

進藤君は先生に聞こえないくらいの舌打ちをしてから立ち上がると黒板の方まで歩いて行く。

あぁ・・・進藤君も話聞いてなかったしな・・・

黒板に向かい合った進藤君を軽くあわれみの目で見ていると、

カッカッ

黒板にチョークで書きこんでる音がする。

え?