悠里 side


最低だ・・・

なんで俺がこんなところに・・・。

「やっぱり来るんじゃなかった。」

はぁ~と深いため息をついた俺にきづいたのか隣にいた男子が、

「な~にため息なんかついてんだよっ!!」

そう言っておれの背中をバシバシ叩く。

「ちょっとトイレ・・・」

そう言って立ち上がる。

部屋を出てからまたため息が出た。

ほんっと・・・俺こういうところ嫌い・・・。

このまま帰ろうかな・・・

・・・いや、だめだ。

もとはと言えばあの西野って女がいけないんだぞ・・・。

ほんとめんどくさい。

・・・でも、初めてだあんな女。


俺に寄ってくる女は大体俺に一目ぼれして近づいてくる奴が大半だ。

誰もおれの中身は見てくれようとはしなかった。

あいつは・・・