拓未 side
・・・なんだ、こいつ。
体育館に入った途端四つん這いになって・・・
息切れてるし。
武もよくわからんらしいし・・・
頭でもやられたか。
なかなか息が整わない西野の顔の高さに合わせて、
「大丈夫かよ。」
そう言うと西野はゼェゼェ言いながら、
「へっ、平気で・・・」
そう言うと大きく息を吸って吐きだして、
「ふぅ・・・」
落ち着いたような西野は俺の顔を見てあせあせしてから何か思い出したかのように大きな目をさらに大きくさせて、
「あっ、そうだっ!あのっ、岸谷先輩!」
西野はわざとらしく俺の視線を避けて麗の方を見てる。
「ん?俺?」
麗は首をかしげながら『なんで俺?』といわんばかりの表情を浮かべている。
「はい、あの、明日休む予定なんですが・・・部活お休みさせてもらっていいですか?」
西野は律義に正座をしながら麗を見上げてる。
休み?
なんかあんのか?
「いいけど・・・なんかあるの?明日」
麗は俺の思った通りの事を聞いてくれる。
すると西野はうつむいて何か考え込んでしまった。
・・・なんかあるみたいだな。あんま、よくない方のなんかが。
麗も何か察したらしく、
「いや、別にいいんやそんなことは。とりあえず水曜日は朝、迎えはいらん?」
そう聞くと西野は小さく頷いて、
「はい、」
元気なく頷く。
・・・なんだ、こいつ。
体育館に入った途端四つん這いになって・・・
息切れてるし。
武もよくわからんらしいし・・・
頭でもやられたか。
なかなか息が整わない西野の顔の高さに合わせて、
「大丈夫かよ。」
そう言うと西野はゼェゼェ言いながら、
「へっ、平気で・・・」
そう言うと大きく息を吸って吐きだして、
「ふぅ・・・」
落ち着いたような西野は俺の顔を見てあせあせしてから何か思い出したかのように大きな目をさらに大きくさせて、
「あっ、そうだっ!あのっ、岸谷先輩!」
西野はわざとらしく俺の視線を避けて麗の方を見てる。
「ん?俺?」
麗は首をかしげながら『なんで俺?』といわんばかりの表情を浮かべている。
「はい、あの、明日休む予定なんですが・・・部活お休みさせてもらっていいですか?」
西野は律義に正座をしながら麗を見上げてる。
休み?
なんかあんのか?
「いいけど・・・なんかあるの?明日」
麗は俺の思った通りの事を聞いてくれる。
すると西野はうつむいて何か考え込んでしまった。
・・・なんかあるみたいだな。あんま、よくない方のなんかが。
麗も何か察したらしく、
「いや、別にいいんやそんなことは。とりあえず水曜日は朝、迎えはいらん?」
そう聞くと西野は小さく頷いて、
「はい、」
元気なく頷く。