目を開けるとそこには完全呆れ顔の碓井先輩がしゃがみ込んで私の顔をジッと見てる。

「あっ、そうだっ!あのっ、岸谷先輩!」

私はその視線を避けて立ち上がる。

私は碓井先輩の痛い視線を避けて岸谷先輩の方を見上げる。

「ん?俺?」

岸谷先輩は私を見下ろしながら首をかしげる。

「はい、あの、明日休む予定なんですが・・・部活お休みさせてもらってもいいですか?」

私は正座してそう言うと岸谷先輩は、

「いいけど・・・なんかあるの?明日」

純粋にそんな質問。

普通に答えてあげられる事なんだけど・・・でも・・・なにか言いだしづらい・・・

うつむいて何もしゃべらなくなった私から何か察したのか、

「いや、別にいいんやそんなことは。とりあえず水曜日は朝、迎えはいらん?」

「はい、」

私は小さく頷いて、

「じゃあ、今日はちゃんと部活しないと!!」

私はスクッと立ち上がって笑顔を見せる。

今、ちゃんと笑えてるかな・・・?

そう思いながらもみんなの飲み物でも用意しようと思って走り出す。