「今日は、早いな・・・んで、これはどしたん?」

苦笑しながら私を指差しているのは岸谷先輩。

「朝っぱらから元気だな。」

完全に馬鹿にしたような事を言うのは碓井先輩。

「おはよう。」

私の状態を知っていながら挨拶をしてるマイペースは進藤君。

「いや、俺もよくわかんないんだけどいきなり走り出したんだもんっ」

事の事情を話しているのは中村先輩。

「はっ、はぁっ・・・」

私というと四つん這いになって息を整えてる・・・

は、走りすぎた・・・

「大丈夫かよ。」

私の前にしゃがみこんだのは・・・多分声からして碓井先輩。

「へっ、平気で・・・」

息が整わない私は大きく息を吸ってゆっくり吐き出す。

「ふぅ・・・」

少し落ち着いた私は四つん這いから座り込む状態になる。