私は中村先輩の寝顔に思わず見惚れてしまった・・・

中村先輩の栗色に近い髪の毛の色が朝日に透き通っていて・・・

長い睫毛に女の子が誰でも羨ましがるサクランボみたいな綺麗な色の唇がポカンと開いている。

「・・・んぁ?」

長い睫毛がピクリと動いてから片目がゆっくり開く。

「っ!!」

ポ~っと見惚れていたせいで気づいたらすっごい近い距離にいた私は驚いた。

「まっなちゃん!??ごあっ!!」

中村先輩は驚いて後ろに跳びはねたせいで後ろにあった壁に頭を思いっきり打ちつけてしまった。

「すいませっ!!だいじょうぶですかぁぁ!?」

私はしゃがみ込んで頭さすってる中村先輩と同じ高さまでしゃがみ込んで顔を覗き込むと中村先輩は顔を真っ赤にして私からバッと離れる。

「なっ!!なっ!?」

中村先輩はワナワナしながら私を指差す。

「やっ!これは・・・!!」

上手い言い訳を考えるけどあんなに近くにいた理由なんて思い浮かばない!!

どう言い訳したらっ!!