悠里 side


「・・・どう・・・・しんどう!!」

「ん~・・・?」

・・・んだよ、せっかく寝てたのに・・・・。

てゆうかなんかさわがしいな・・・

そう思いながらも俺は体を起こそうとしない。

「し~ん~ど~う~!!」

「あぁ、うっせ・・・」

俺は耳元で叫ばれて顔をゆがましながらゆっくり起き上がる。

「あんた起きないから、残ったのになったわよ!」

そう言いながら俺の前で怒ってるのは担任の・・・・だれだっけ・・・。

「はいっ!くじ!!」

そう言いながら先生は俺に一切れの紙を渡す。

「?」

俺はまだ半開きの目をこすりながらその紙を受け取る。

「なにこれ・・・?」

そういうと周りにいた男子たちが苦笑しながら、

「話聞いてなかったのかよ・・・」

そう言って俺がもらった紙を奪い取る。

「今、席替え中なんだよ。」

そう言いながら男子は紙を開いていく。

「お、35ばんじゃんっ」

「席替え・・・?」

寝ぼけている俺は頭があんまりついていってない。

「お前一番後ろの窓際だぜ!」

「え、まじで?」

おぉ、やった。

これで堂々と寝れる。

俺は移動しようと席を立つ。

すると・・・なんか・・・・すげぇ女子に睨まれてる・・・?

俺なんかしたっけか?

まぁいいや。

俺は窓際についてまた寝ようとすると・・・