展示会が無事終了した


息つく暇もなく、私は今報告書をまとめている


家具も売れたし、のばらさんのカフェも好評


『カフェ食堂野ばら』も少し忙しくなると思う


今度は春の展示会に向けて、いろんな構想しなくてはいけない


次ぎから次ぎへと仕事はやってくる


そんな時、ふと思った。晴彦はホントに私の事忘れていっちゃうのかな…

憎む事もなく次の恋愛のステップにしていくのかな…


私だって人の事言えた義理じゃないけど


フラれて、忘れられて、置き去りにされた自分がなんとなくかっこ悪く思えた


なんであの時もっと話し合えなかったのかな?


プライド?


まさか晴彦があそこまでいうとは思わなかったという驕り?


あの時の時間はもう帰ってこないわけで…


なんだかんだ言っても、私だって反省してるのだ


あの妊娠事件の時…晴彦が頼もしかった


ああ!いけない!覆水盆に戻らずである