甘いと言うか過保護と言うか、 父親みたいって思う時がある。 でもそれが、 アタシにはとても心地良かった。 「ね、ね、ヨシ? もしアタシが居なくなったらどうする?」 何気に聞いたこと。 「急にどうした? 紗那が居なくなったら・・・俺、死ぬな」 自分で聞いておきながら、 真剣なヨシの顔を見て泣きそうになってしまった。 「死んじゃやだよ…」