「分かりました。ありがとうございます。私頑張って瑠璃華さんの友達になります。」




思わず吹き出してしまう。



珠稀らしくて笑えた。




鞄を抱え校門へ向かうと、もの凄いバイクの騒音。




一体なにが起きたのだろうか。




校門から数台のバイクが入り、運動場を周りだした。




一体何が起きてるの!




珠稀と鞄を胸に抱え、騒音を撒き散らしながら走るバイクを見つめた。




誰か止めてよ!




自然と体が動き、私はバイクが群がる場所まで行った。




走り回っていたバイクが私を中心止まる。




怖くて体が震えた。




「おまえ何、俺たちの邪魔をしてただで済むと思ってんの。」




うわぁ怖い、髪金色だし、これって不良だよね。




私何かされちゃう。