「村井さんは私なんか女として見てくれてない、でもいいんだ。私は村井さんが好き、この気持ちは変わらない。」




ちょっと待ってよ、話がややこしくなって来た。




村井が私を好きだなんて、冗談としか思えない。




だっていつも怒られてばかりだよ。




「瑠璃華、普通に考えたらコンビニのバイトに執事の村井さんが付いていくと思う。まぁ、袴田兄弟を近づけない為もあるけど、瑠璃華に変な虫がつかないように、一緒にバイトしたんだと思うよ。」




村井に限ってそんな事あるかなぁ。




村井は私より10才も上だし、絶対私の事ガキだと思っている。




珠稀の言う事がどうしても信じられなかった。