私たちが帰るころになっても、袴田健太郎は登校して来なかった。




隣の男子はどんな人なんだろうか?




袴田隆太郎さんの弟なら、きっと爽やかな可愛い感じかな?




新しい出会いにドキドキする。




「瑠璃華、帰りは村井さんにお迎えを頼みました。
又具合が悪くなると困りますから。」




勝手な事をして、でも又朝みたいに貧血おこしても困るから仕方ないか。




「分かったそうする。その代わり校門前に車止めるのは駄目だからね。」




「大丈夫です。そこはお願いしてありますから安心して下さい。」




「珠稀は使用人じゃないんだから、普通に話していいよ。珠稀私に気を使い過ぎ。」




珠稀は私の大切な友達だよ。




珠稀も早く私の事友達だと思ってほしい。