俺たちを捨てた親父を探している。




親父も昔暴走族の総長だったらしい。




母親は何処かのお嬢様で、二人は駆け落ちをして結婚した。




俺たち三人を生み、体が弱かった母は寝込んでしまった。




そんな母と俺たちを捨て父親は何処かに行ってしまった。




父親が家を出てもう5年になる。




そんな親父の帰りを母はまだ待っている。




親父を探しだし、文句を言わなきゃ気が済まない。




恭太郎がずっと父親がわりをしてくれた。




俺は父親を許す事がどうしても出来ない。