私には自由がない。小さい時から誰かがいつも一緒にいるのに、




寂しくて仕方なかった。




パパはお仕事て家にはいない。




ママはパパが海外へ行くときはいつも着いて行く。




私は学校があるからいつも留守番。




だから甘えることはしなかった。




寂しくても、寂しいとか辛いとか言った事はない。




瑠璃華は本当にいい子、お留守番も出来るし、泣かなくて本当にいい子だねって言われるたび、一杯我慢した。




いい子でいなけりゃ、泣いたりしたら駄目だと自分に言い聞かした。




いつまでいい子でいたらいいんだろう。




作り笑顔が上手くなった。



でも村井だけは他の人とは違った。




生まれて初めて、私を本気で叱ってくれた人。




私は村井がドンドン好きになっていった。




好きの意味は多分恋愛感情ではないと思う。