「執事って?もしかして瑠璃華ってお嬢様な訳。」




珠稀何で村井の話なんかするの。




私は普通の家庭の子でいたかったのに。




なんてごまかそうか。




「瑠璃華本当の事を話して、俺は何を聞いても驚かないから。」




本当に?




その時珠稀が叫んだ。




「瑠璃華村井さんがいる。」



え、嘘。




「お嬢様何をしてるのですか?その男は誰です。」




隆太郎が村井を見た。




「俺は瑠璃華の彼氏袴田隆太郎です。」




「お嬢様の彼氏認める訳にはいかないね。君は瑠璃華様が、蔵持財閥のご令嬢である事を知っているのか?」




「蔵持財閥ってあの高台にある大きな屋敷、あの屋敷からベンツが出てきたのを見た事がある。瑠璃華が蔵持財閥のお嬢様だなんて本当に驚いたよ。」



こんなに早くばれるなんて思ってもみなかった。