「きみ大丈夫?顔色悪いみたいだけど。」




私の顔を覗き込むイケメンさん。




うわぁもしかしたらこの出会いが・・・・・




「瑠璃華しっかりして!」




そのまま私は意識を手放した。




私誰かにおんぶされてる?



気持ち良い揺れに又眠ってしまった。




「瑠璃華大丈夫? 」




ここは何処?




「瑠璃華もう入学式終わっちゃったよ。
私たち1年B組だからね。
教室に行けそう?」




大丈夫だよ。




私が起き上がるとそこにはイケメンがいた。




誰だっけ?




「この人は瑠璃華をここまで運んでくれた、
2年生の袴田さんだよ。」



「どうもありがとうございます。」




思い切り頭を下げた。




クスクス笑う袴田さん。




「俺は2年A組の袴田隆太郎よろしく。瑠璃華見た目より重かったな。」




重かった?




「袴田さん瑠璃華おぶって、保健室まで運んでくれたから。
お嬢様ではなくて、瑠璃華お礼言わないとね。」




珠稀ったら又お嬢様って言おうとしたよね。