「私は行かないから、健太郎一人でサボりなよ。」




「いいから来いよ。暇つぶしには丁度いい相手だし、瑠璃華には女感じないから、手は出さない。」




これって喜ぶべき、校庭の裏に隠してあるバイクに又乗せられた。




「健太郎バイク苦手、お尻痛くなるし、スカート捲れ上がるしやだ。」




「誰も瑠璃華のダサいパンツなんて見たくないから、気にするな。」




私はそりゃ子供ぽくて魅力ないのは分かるけど、そこまで言われたくない。




「下ろして!」




「無理。しっかり捕まれよ。」




走り出すバイク、村井に又怒られそうだ。




もう知らない、振り落とされないように必死で健太郎にしがみついた。