気が付いた時は部屋の中にいた。




やだ私又倒れたの?




「大丈夫か?いきなり倒れるなよ。」




「ここは?」




「心配するな、俺ん家だから。」




袴田健太郎の家?




家にしては殺風景だ。




袴田健太郎の部屋にはベットしかない。




壁に無造作に服がかかってるだけだ。




「驚いたか、ボロアパートだからな。」




誰かが入って来た。




「瑠璃華又倒れたんだね。」



何で袴田隆太郎が、あ、やっぱそう言う訳か。




「兄貴瑠璃華知ってんの。」



「あぁ今朝電車で倒れたのを助けた。」




その時又一人男が入って来た。