勉強なんて全く身に入らなかった。




隣にいたはずの健太郎の姿がない。




健太郎が真面目に授業受ける訳ないか。




あっという間に昼休みになった。




珠稀がいない、何処にいったんだろう。




私は一人で屋上に向かった。




屋上には隆太郎と健太郎、そして恭太郎さんまでがいた。




「瑠璃華そんな顔しなくていいから、今から大切な話をしたいと思う。こっちに来てほしいんだけど。」




健太郎に睨まれるんだよね、恭太郎さんはどうでもいいみたいな顔をした。




一体何を話そうとしてる。



隆太郎の顔も何だか怖い。



難しい話なら聞きたくないな。