「瑠璃華何してるの?危ないよ。帰りましょう。」




そうだよね、私はどうするつもりでここまで来たのだろうか。




体の震えは止まらなくて、「ごめん、珠稀私たら、「俺たちが怖い癖に強がって、おまえ名前は?」




「蔵持瑠璃華ですけど、何か? 」




「可笑しな奴。」




可笑しな奴とは聞き捨てならない。




「可笑しな奴ってどういう意味?」




金髪男がニヤリと笑った。



「普通さ、危ないし自分を守りたくて、見てみぬふりするだろうが。」




なるほどそうだ、なんて感心してる場合じゃない。




「そうでした、ではそう言う事で失礼します。珠稀かえろ。」




「まさかこのままで帰れると思ってんの。」




金髪男がバイクから下りたと思ったら、いきなり抱き上げられた。




何するつもり?




ちょっと離しなさいよ!