「たいちゃん…」
「千佳。毎日メールするし、電話もする。離れてても俺の気持ちは変わんないから」
たいちゃんはあたしをジッと見て言う。
「あたしも。たいちゃんだけだよ…。こんなに好きなの」
たいちゃんは満足げに微笑み優しくあたしの頭をなでてくれた。
向かい合うあたしたち。
たいちゃんの顔が近づく。
ゆっくりとあたしの唇とたいちゃんの唇が重なった。
たいちゃん
あたしはたいちゃんだけだよ
かこも
いまも
これからも
たいちゃんだけを好きでいるね
「帰ろ…」
無理してたいちゃんが笑う。
離れていても
あたしたちは変わらないと
信じていた
いや
信じてる
あたしは…