「千佳?ちょっと降りてきて」 ママに呼ばれて一階に降りた。 リビングに入り あたしの目に映ったのは… 「……たいちゃん?」 え? なんでここにたいちゃんがいるの? 「太一くん朝から来てくれたのよ」 ママが笑顔で言う。 引っ越しの話し…知ってる…よね? 「千佳」 たいちゃんが近づいてきた。 やだ 絶対に黙ってたこと怒られる。 あたしは両目をギュッとつぶった。