翌日 いつもの2倍ぐらい腫れた目を あたしは一生懸命冷やした。 たいちゃんに泣いたの バレたくないから… 「行ってきます」 浮かない顔で出て行いった。 玄関を開けたら 目の前には長野くんがいた。 「お、おはよ!その目…」 すぐにバレてしまった。 やはり冷やしても腫れはあまりひかなかった。 「ちょっと…」 「…俺のせい?」 長野くんが申し訳なさそうに言った。 違うよ 長野くんのせいじゃないのに… あたしはなにも 言えなかった。