自分ちを通りこして。



商店街に向かって走る走る。



なにかに追われている気がして。




一秒でも早く

たいちゃんと木下さんから離れたくて。




だけどココロは正直でたいちゃんのことばかり考えて。



たいちゃん

たいちゃん

たいちゃん

たいちゃん…



前みたいにたいちゃんと馬鹿みたいに笑いあいたいよ




もう…無理なのかな?






立ち止まった瞬間



涙が溢れ出て…





周りが見えない。






ぬぐってもぬぐっても

流れてきて…